車両総重量とは?特車申請で押さえておきたい基本用語を解説

車両総重量とは?特車申請で押さえておきたい基本用語を解説

特殊車両通行許可の申請を行う際に、

  • 「車両総重量って何?」
  • 「どこまで含まれるの?」
  • 「人間の重さも入るの?」

このような疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

結論として、車両総重量とは「車両本体+積載物+乗員などをすべて含めた総重量」を指します。

特車申請では、この車両総重量が一般的制限値を超えているかどうかが重要な判断基準となります。

この記事では、車両総重量の基本と、特車申請における重要ポイントをわかりやすく解説します。

■ 車両総重量とは?

車両総重量とは、車両が実際に道路を走行する状態での総重量のことです。

具体的には、以下が含まれます。

  • 車両本体の重量
  • 積載している貨物や機材
  • 運転者や乗員

👉 これらをすべて合計した重量が車両総重量です。

■ 車両重量との違い

混同されやすい用語として「車両重量」があります。

それぞれの違いは以下のとおりです。

■ 車両重量

車両本体のみの重量(積載なし)

■ 車両総重量

車両+積載物+乗員を含む重量

👉 実際の通行判断に使われるのは車両総重量です。

■ 特殊車両通行許可との関係

特車申請では、車両総重量が基準を超えているかどうかが重要です。

一般的制限値としては、車両総重量20tが一つの目安となります。

車両総重量に限って整理すれば、

  • 20t以内 → 原則そのまま通行可能
  • 20t超過 → 原則、特車申請が必要

👉上記の基準を超える場合は、特車申請が必要になる可能性があります。

👉 ただし、車両総重量が20t以下でも軸重などが一般的制限値を超える場合は特車申請が必要となります。

また、一方で車両総重量が20tを超える場合でも、重さ指定道路などの制限の緩和措置もあります。

このように条件によっては例外もあるため、経路や車両条件を含めて判断することが重要です。

👉 一般的制限値についてはこちら

👉 指定道路についてはこちら

■ なぜ車両総重量が重要なのか?

車両総重量が重要とされる理由は、道路や橋梁への負担に直結するためです。

重量が大きくなるほど、

  • 道路の損傷リスク
  • 橋梁の耐荷重への影響
  • 地下の埋設物への影響

などが大きくなります。

そのため、一定以上の総重量となる場合は、事前に審査(特車申請)が必要となります。

■ 実務で注意すべきポイント

実務では、以下の点に注意が必要です。

■ ① 積載後の重量で判断する

空車ではなく、積載した状態で判断します。

  • 空車 ➡ 基準内
  • 積載貨物を積載後 ➡ 基準値を超過する

このケースは非常に多く見られます。

■ ② 見た目で判断しない

  • 車両が小さいから大丈夫
  • いつも通っているから問題ない

このような判断は危険です。 必ず数値で確認することが重要です。

■ ③ 軸重やバランスにも注意

車両総重量だけでなく、軸重や重量配分なども一般的制限値を超える場合、審査対象となります。

■ よくあるトラブル

実務上、以下のようなトラブルが多く見られます。

  • 積載後に重量オーバーが判明
  • 特車が必要と知らずに通行
  • そもそも特車の制度自体を知らない
  • 申請せずに通行してしまう

👉 判断ミスが違反につながるケースが多いです。

👉 違反についてはこちら

■ 車両総重量の確認方法

車両総重量は、以下の方法で確認することができます。

  • 車検証の車両重量欄の記載内容を確認
  • 乗車人数の重量を加算して算出(1人あたり55kg)
  • 積載物の重量を加算して算出

上記の数値を合計して、実際の走行時の車両総重量を算出する。

👉 特に特車申請では、実際に通行する状態での重量が重要です。

そのため、車検証の数値だけでなく、積載後の重量を正確に把握することが必要です。

■ 実務での使いどころ

特殊車両通行許可において、車両総重量は単なる用語ではなく、特車申請の要否を判断するための基本指標です。

例えば、

  • 搬入前に特車が必要か判断する
  • 経路選定の際の基準とする
  • 申請内容の正確性を確認する
  • 重さ指定道路を通行するかどうかの判断基準にもなる

👉 このような場面で活用されます。

■ よくある質問

Q. 車検証に書いてある重量は車両総重量ですか?

車検証には車両重量と車両総重量の両方が記載されているため、内容を確認する必要があります。
また、車検証に記載してある車両総重量は車両重量、最大積載量、乗車定員(55kg×人数)の合計であり、特車申請する際に使用する車両総重量とは異なるのため注意が必要です。

Q. 積載物が軽ければ特車は不要ですか?

総重量が基準内であれば不要な場合もありますが、積み荷を積んだ状態で寸法など他の条件が制限値を超える場合は特車申請が必要となる可能性があるため、事前の確認が必要です。

Q. 少しだけ総重量をオーバーするだけでも特車が必要ですか?

原則として基準を超える場合は、特車申請が必要になります。
ただし、重さ指定道路などの制限値の上限緩和措置がある場合もあるため、事前の確認が必要です。

■ まとめ

車両総重量とは、車両重量+積載物の重量+乗員の重量を含めた総重量です。

特に重要なポイントは以下のとおりです。

  • 特車判断の重要な基準
  • 積載状態で判断する
  • 原則として20tが目安
  • 判断ミスは違反につながる

👉 積載物の重量の正確な把握が重要です。

■ お問い合わせ

  • 車両総重量の考え方が分からない
  • 特車が必要か判断できない
  • 重さ指定道路などの制限値の上限緩和について知りたい
  • 重量物搬入の申請に不安がある
  • 申請をまとめて依頼したい

特車申請は、車両条件や制度の理解が重要です。

👉 初めての方でも、状況をお伺いしたうえで「特車が必要かどうか」からご案内いたします。

当事務所では、特車申請全般に対応しております。

まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせは下記のリンクよりお願いいたします。

➡ お問い合わせページ

➡ アリエス行政書士事務所

➡ 特車専用サイト「特車ドットコム」

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